暖房をフル稼働させる北海道の冬。
部屋の湿度は常時10%台、ひどい時は一桁になることも珍しくありません。
お肌はカピカピ、目も乾燥して辛い日々。
以前は「象印」のスチーム式や、「シャープ」の気化式も試しましたが、
電気代の高さや掃除の面倒さに耐えきれず封印。
「もう加湿器のストレスは抱えたくない!」
と、濡れたタオルやシーツを部屋中に干して凌いでいました。(それもどうよ)
しかし、一時的に湿度が上がってもすぐに乾いてしまう生活に、
「俺、もうこれちょっと疲れてきた…」と夫が限界を告白。
その言葉をきっかけに徹底的に調べ上げてたどり着いたのが、ダイニチのハイブリッド式加湿器。
結論から言うと、
「手入れの悩み」と「電気代の不安」を同時に解決してくれる最高のアイテムです。
この記事では、加湿器難民だった我が家がダイニチを選んだ理由と、実際に使った感想をレビューします。
- ダイニチ独自の「取替えトレイカバー」や「使い捨てフィルター」は、加湿器最大の悩みである掃除を楽にする最強の味方。
- ハイブリッド式なら、電気代を抑えつつ、北海道の冬でも潤う強力な加湿が可能。
- 安心の国内生産と3年保証があり、消耗品の入手性も高いため、一台を長く愛用できる。
- シリーズ選びは「LX・LXC」「RXT・RXC」の中から機能・適用畳数をみて購入がおすすめ。
迷う時は大きめで!
なぜ人気?ダイニチ加湿器が多くの家庭で選ばれる理由

ダイニチの加湿器の良さは一言で言うならこの3点にあります。
- 独自の「ハイブリッド式」技術でスピード加湿と省エネを両立
- お手入れ方法に「使い捨て」という選択肢
- 安心の日本製で3年保証
ハイブリッド式の「いいとこ取り」とは?加熱式と気化式の違い
ダイニチが採用している「ハイブリッド式(温風気化式)」は、送風の「気化式」とヒーターで加湿をアシストする「温風気化式」の組み合わせです。
まるスピード加湿と省エネを両立したい方に「いいとこ取り」な加湿器!
簡単なお手入れを追求!「使い捨て」という選択肢を取り入れている
ダイニチの加湿器は手軽にお手入れできるように設計されています。
| 簡単お手入れ | 手入れ方法 | 搭載機種 |
|---|---|---|
| カンタン 取替えトレイカバー | フィルター下のトレイに使い捨てのカバーを設置できる。 1シーズン目安の交換でOK。 | LX・LXC・ RXT・RXC・ PN・PC 各シリーズ |
| カンタン 取替えフィルター 注:別売 | 3か月に1回の使い捨て気化フィルターを選択できる。 (水洗いもクエン酸洗浄も不要) ※標準装備の気化フィルターは1カ月に1回クエン酸洗浄し、最大5シーズン使用可能 | LX・LXC・ RXT・RXC・ PN・PC・ N・RX・C 各シリーズ |
| かんたん フィルタークリーナー | 左右にスライドすることで、かんたんに背面のエアフィルターのホコリ掃除ができる | LX・LXC 各シリーズ |
全ての機種に対応しているわけではないですが、
掃除の面倒な部分を「使い捨て」という選択肢を取り入れたのはかなり画期的です。
安心の日本製と3年保証!メーカーの信頼性とサポート体制
ダイニチ工業は新潟県に本社を置くメーカーで、家庭用加湿器の設計から組立までを国内で行っています。
3年の長期保証を標準とし、サポートが充実している会社です。
- 国内一貫体制:新潟の工場で1台ずつ丁寧に組み立て、検査を実施。
- 業界トップクラスの3年保証
- 消耗品の入手性が良く、長く使うための体制が整っている。
【レビュー】ダイニチ加湿器「HD-RXC700」を実際に使った感想


「HD-RXC700」を使ってみた感想です。
実際に他社製品から乗り換えて感じたのは、メンテナンスの手軽さと、加湿力の高さでした。
象印・シャープを経てたどり着いた「清潔」と「省エネ」のバランス
以前はスチーム式の象印・気化式のシャープを使用していましたが、電気代や清潔感が気になり、使わなくなっていました。
我が家の加湿器の歴史
| 歴代加湿器 | 購入した理由 | 結果 |
|---|---|---|
| 象印 (スチーム式) | 「手入れの楽さ」と、「雑菌が繁殖しにくい」と聞いて購入。 | 電気代が跳ね上がり、使用を中止。 |
| シャープ (気化式) | 「電気代が安い」と聞いて購入 | 加湿が遅く、水がたまるトレイ部分にピンクの汚れが出現し、使わなくなる。 |
| ダイニチ (「気化式」と 「温風気化式」ハイブリッド) | 「手入れで使い捨て可」で「結構加湿できるよ!」と友人から聞いて購入 | しっかり加湿してくれて、使い捨てカバーやフィルターの存在で手入れが気楽に。電気代もさほど上がらず満足。 |
家事ストレス激減!ピンク汚れとサヨナラできる「カンタン取替えトレイカバー」
我が家が加湿器を避ける最大の理由である「水受けの掃除」。
ダイニチは「使い捨て」という発想で解決してくれました。
1シーズンで使い捨ての「取替えトレイカバー」を使うことで、あの嫌なピンクのカビやヌメリに神経質にならなくて済むようになりました。


よくよく見たらくっついている透明のやつが「カンタン取替えトレイカバー」
使い捨てフィルターにするとお手入れ不要で楽すぎる
ダイニチの気化フィルターは、「お手入れタイプ」と「使い捨てタイプ」があります。
コストはかかりますが、使い捨てタイプだと
「水洗いもクエン酸洗浄も不要で交換するだけ!」
って、加湿器でこんな楽で最高なことある…?(クエン酸洗浄めんどくさい派)
とにかく面倒くさいことを減らしたい人(私)に超オススメ。
| 項目 | お手入れタイプ (標準装備) | 使い捨てタイプ |
|---|---|---|
| コスト | 購入時に付属。 コストはほぼクエン酸代のみ ※再購入には3,000円前後 | 年3,000円〜4,500円程度 (2個/年使用の計算) |
| 交換目安 | 5シーズン | 3か月に1回 |
| お手入れ | 2週間に1回の水洗い 月に1回クエン酸洗浄 | 不要(捨てるだけ) 水洗いもクエン酸洗浄も不要 |
| メリット | 低コストで済む | 掃除が不要で衛生的 |


この青色のが気化フィルター。
だんだん汚れていくから、とにかく楽したい人は「使い捨て」タイプがおすすめ。
多彩なモード・使い勝手の良さも魅力
私が愛用している「HD-RXC700」は、全部で6種類の運転モードを搭載しており、臨機応変に使い分けができます。
操作パネルも直感的で分かりやすいのも◎。
| モード名 | 特徴・動作内容 | 消費電力 |
|---|---|---|
| 標準 | 設定した湿度になるように自動で加湿量を調整して運転。 | 290W |
| 静音 | 風量を弱めて音を抑えながら加湿。最大加湿量は小さめ。 | 283W |
| エコ(eco) | 消費電力を抑えつつ自動で加湿量を調整。最大加湿量は控えめ。 | 18~20W |
| のど・肌加湿 | 室温に応じて「のど」「肌」のうるおいを守る湿度に自動調整。 | 290W |
| ターボ | 風量を強め、最短で湿度を上げる(最長1時間)。 | 310W |
| おやすみ | 就寝時向け。風量を弱めて静かに加湿。 | 283W |
HD-RXC700の電気代はどれくらい?標準・エコモードで比較してみた
ダイニチHD-RXC700の電気代は、使うモードによって大きく変わります。
我が家での1日稼働時間12時間で計算しました。
| モード(最大電力) | 1時間 | 12時間 | 1か月 |
|---|---|---|---|
| 標準(290W) | 約9円 | 約108円 | 約3,236円 |
| エコ(20W) | 約0.62円 | 約7.4円 | 約223円 |
※電気料金は31円/kWhで計算。1か月は12時間×30日で計算。
設定湿度に達すると自動的に運転を停止するし、最大電力での計算なのでこの限りではありませんが。
エコモード、すげぇコスパ良くてびっくりする。
湿度10%の部屋が激変!エコモードでも十分な加湿力を実証
真冬の北海道では室内の湿度がひどいと1桁になりますが、
ダイニチ加湿器の導入後は日常的に50%〜60%を維持できています。
- 圧倒的なパワー:湿度1桁~10%という過酷な環境でも、適湿へ。
- センサーの精度:自動で湿度を感知し、無駄な加湿を抑えてセーブ運転。
- エコモードで省エネ:意外と湿度を保ってくれるのでびっくりした。
エコモードでも40~50%以上は維持してくれる印象。
象印のスチーム式加湿器を封印した時から湿度諦めてた。(電気代高すぎて)
諦めなくて良かったんや…。
給水の手間が減って楽!大型タンクの使い心地
タンク容量が大きいため、何度も蛇口まで往復する必要がなく、一度の給水で長時間運転が可能です。
- 大容量タンク:「HD-RXC700」で6.3L!
- 利便性:広口設計のタンクなので、中まで手が届きやすく掃除もしやすい。
給水作業って意外と手間なので、容量が大きくなって楽さを実感してます。


我が家の給水風景。
蛇口の上げたらぴったり。
タンクでけぇ。
ここが惜しい!実際に使って分かったデメリットと注意点
ダイニチの加湿器にはかなり満足してますが、あえてデメリットを挙げるなら以下の点です。
- 水のタンクが大きい分、満タンにすると重いこと
- フィルターを標準装備のお手入れタイプにすると月1のクエン酸洗浄は必要なこと
- 使い捨てフィルターの場合は年3000~4500円程度のコストがかかること
- エコモード以外で長時間フル稼働させると、月数千円の電気代はかかること
「ターボ」や「標準」モードで長時間運用した場合、電気代は上昇します。
(それでもスチーム式よりはマシだとは思う)
「エコモード」も使いながら賢く加湿がおすすめです。
機種によっても加湿量・消費電力が異なるので、買う前にしっかり検討しましょう。
ダイニチ加湿器のおすすめシリーズと選び方【2025】


選び方のポイントをまとめました。
- まずは「カンタン取替えトレイカバー」対応機種を選ぶ
(「LX・LXC」「RXT・RXC」) - 上位機種「LX・LXC」と「RXT・RXC」の違いを確認し、自分に必要な性能を選ぶ
※LXとLXC・RXTとRXCは型番が異なるが性能は同じ - 対応畳数・消費電力チェックし、迷う時は大きめを選ぶ
まずは「カンタン取替えトレイカバー」対応機種を選ぶのが正解
ダイニチを買う最大のメリットは「掃除の手間からの解放」にあるため、
「カンタン取替えトレイカバー」対応機種を選ぶことが第一条件です。
快適機能で差がつく!上位機種「LX・LXC」と「RXT・RXC」の違い
「カンタン取替えトレイカバー」が使用できるの2つの機種を比較します。
「LX・LXC」が上位機種・「RXT・RXC」がスタンダードのシリーズ
| 機能 | LX・LXC | RXT・RXC |
|---|---|---|
| かんたんフィルタークリーナー | ⭕ | ❌ |
| スマートリモコン対応 | ⭕ | ❌ |
| 適用畳数 | 27〜33畳 | 14〜24畳 |
| タンク容量 | 7.0L | 5.0〜6.3L |
| 本体重量 | 約6.5kg | 約4.6〜5.1kg |
| 価格帯 | 高め | 標準 |
どちらも静音性・安全性・省エネ性能は同等です。
お部屋の広さと求める機能で選びましょう!
HD-LX/LXC・HD-RXT/RXCは型番が異なるが性能は同じ
ややこしいのが、「HD-LX」「HD-LXC」と「HD-RXT」「HD-RXC」で同じ適応畳数の型番が複数あることです。
販売している店(流通ルート)が違うだけで、性能は同じです。
| HD-LX・HD-RXT | 家電量販店モデル | 家電量販店で実物見ながら買える |
|---|---|---|
| HD-LXC・HD-RXC | 一般流通モデル(ホームセンターやネット通販) | ネットでやや安く買える印象 |



我が家もネットのセールで「HD-RXC」を安く購入できました!
【比較表】対応畳数・消費電力チェック!あなたの部屋に合う一台は?
推奨シリーズについて、
対応畳数と消費電力に加え、「標準モード」と「エコモード」それぞれの加湿能力(パワー)を比較しました。
| 型番 | プレハブ洋室 | 木造和室 | 標準モード 加湿量/消費電力 | ecoモード 加湿量/消費電力 |
|---|---|---|---|---|
| HD-LX1225 HD-LXC1200D | 33畳 | 20畳 | 1,200mL/h / 675W | 600mL/h / 28W |
| HD-LX1025 HD-LXC1000D | 27畳 | 16畳 | 960mL/h / 430W | 600mL/h / 28W |
| HD-RXT925 HD-RXC900C | 24畳 | 14.5畳 | 860mL/h / 470W | 460mL/h / 20W |
| HD-RXT725 HD-RXC700C | 19畳 | 12畳 | 700mL/h / 290W | 460mL/h / 20W |
| HD-RXT525 HD-RXC500C | 14畳 | 8.5畳 | 500mL/h / 163W | 370mL/h / 12W |
この表で「節約の重要ポイント」があります。
- RXT525(14畳用)を「標準」で使うと、加湿量570mLで163Wかかります。
➡電気代:1か月約1,212円/月(8時間×30日) - LX1025(27畳用)を「エコ」で使うと、加湿量600mLでたったの28Wです。
➡電気代:1か月約209円/月(8時間×30日)
つまり、ワンランク上の機種をエコモードで使った方が、加湿力はあるのに、電気代が激減するという逆転現象が起きます。
大きさ悩むときは「大は小をかねる」でやや大きいサイズにするのがおすすめです。
まとめ|ダイニチ加湿器で冬の乾燥対策を万全に!
部屋が潤うことで、引きこもり生活の質がグッとあがりました!
マジで快適になった。
前までのあの乾燥なんだったんだ。
冬の乾燥は、健康管理だけでなく肌や喉の美容にとっても大きな敵です。
「手入れが面倒」「電気代が怖い」と加湿器を諦めていた方にこそ、ダイニチの「楽して潤う」生活をぜひおすすめします。




