【映画感想】ガンダムSEED FREEDAM

20年前、ガンダムSEEDをリアルタイムで見ていた勢です。

20年ってあんた…!!赤子が二十歳になるまでのブランクを経て映画なんて本気か…?!
もう内容なんてうっすらしか覚えてないよぉぉ!

という私に現代文化は優しい。
アマプラで全話見れた。素晴らしい。
全話どころかスペシャルエディションも全部見れた。ありがとう現代。

20年前はビデオテープに一生懸命録画してたんだぞ。
おれは永遠にアマプラの信者な予感。

満を持して映画公開ということで見てきたので感想です。

目次

20年のブランクを感じさせないのに、進化も感じる映画

SEEDとSEED DESTINYを再履修して挑んだ映画。
期待してはいけないという気持ちと、期待したい気持ちを抱えて参戦しました。

映像がきれい

映像がきれい…!!!!

艦にしろ宇宙にしろ、20年の月日を感じました…!!美…!これだけで観てよかった…!

声優さんもほぼ続投

声優さんはカガリ役の進藤尚美さんが森なな子さんにかわりましたが(涙)、
他は続投ということもあって、違和感なく20年前の世界観の続きにひたれました。

普通に考えて皆さん20年年とってるんですよ(お前もな)
ほぼ続投できるってすげぇな…。ありがたや…。

SEEDシリーズでナタル、フレイ、ステラを演じてた桑島法子さんもアグネス役で登場します。
余談ですが私は桑島法子の歌うSEED DESTINYの挿入歌の「深海の孤独」がめちゃめちゃ好きです。
今聞いても最高。

音楽も続投

OPはSEEDシリーズのOPを多々担当してきたT.M. Revolution
20年前も今も歌ってくれるって神か。53歳になっても音楽活動してくださってありがとうございます…!

しかも小室哲哉が西川貴教を初プロデュース。なんなん。最高か。
タイトルもFREEDOM
この作品のためだけの曲じゃねぇか。最高か。

T.M. Revolutionの曲は挿入歌も含めて聴く度に色々思い出して、あああああ…!!ってなる。
ガンダムSEEDと言えばこのお方。
20年の時を超えて歌ってくださって本当感謝しかない。

EDもSee-Saw 約19年ぶりの新曲『去り際のロマンティクス』
SEEDシリーズの「あんなに一緒だったのに」「君は僕に似ている」という超名曲を生み出したSee-Saw。正直エッマジで?????って思った。生きててよかった。

SEEDシリーズは本当に挿入歌も含めて神曲が多すぎて、20年経った今聞いても名曲。

当時はふんわり見てたけど、今見直すと音楽こだわってるなぁぁ…!とい思いで感極まる。
最高。

挿入歌にSEEDシリーズの曲を歌った中島美嘉さん、玉置成実さんも挿入歌やオフィシャルサポーターソングとして参加して、これすごいことじゃない…?と今でも思ってる。

劇中の音楽も『機動戦士ガンダムSEED』・『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』を手掛けた
佐橋俊彦が続投。マジか。

皆さん20年の時を経ても活躍してくださってる事実に震える。

音楽のお陰で更に20年のブランクを感じさせずに映画の正解に没頭できた。
SEEDシリーズは音楽が世界観を更に引き立ててると思っている。


T.M.RevolutionのMeteor -ミーティア-とか、 
FictionJunctionの暁の車とか名曲すぎてとりあえず聴いてほしい。
音楽って20年経っても色あせないんだな。

キャラクターのそれぞれの成長を感じた

『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の最終回を見た後、平和になったとは言い難い世界で各キャラクターがどうなっているのか気になってた。

結論:みんながんばってたし、成長してた(感涙)(20年たっ母の気持ち)

DESTINYで対峙してたシンとの共闘

DESTINYシリーズではキラやアスランと戦うことになってた主人公(だったはず)のシン。

この映画でキラの部下として一緒に戦ってます。
これだけでもう感動。
シンが年相応に生き生きしてたのが本当良かったです。
今まで人生の壮絶さを超えてまっすぐなのが主人公。
君の人生を幸せに生きて…!

DESTINYで敵とて戦ってたキラと和解し、慕ってるのも良かったです。
アスランには反抗してたのにな。キラがすげぇな。

恋愛模様の行方

SEEDシリーズで私の心を打ったのが男女のもどかしい恋愛模様でした。
みんなかわいい。

この映画でも恋愛模様のその後が見れて胸熱でした。

正直キラとラクスは既に確固たる絆があって、そこに茶々いれるやつが存在するなんで思いもしなかった。DESTINYの中で私の中で二人は仙人のような絶対感があったのです。

キラが色々悩んだりしてるのをみて、
「ああ、そうだ、君も人間だったよな…」(コーディネーターだけど)
という気持ちになった。
そういえばSEEDの時は色々あったよね…。

逆にDESTINYでぐるぐる悩みまくってたアスランが吹っ切れた顔してて、
あれ…?コイツ本当はすごいやつなんじゃない…?っていうギャップ。

悩んでない時のアスランってどこの世界でも主人公やれそうな勢い。
石田ボイスも伴ってただのイケメンでした。(褒めてる)

二人が拳で語りあうシーンのアスランがイケメンすぎて
しばらく唇痙攣してました(実話)
そうかそういえアカデミーでもトップの成績だったっけか。

アスランとカガリの仲はDESTINYだと
主にカガリの方がお別れの雰囲気でてて絶望した記憶しかないんですが、
この映画のあれやこれやで「そうではない」と確固たる答えが見れたので、
20年越しに嬉しくてここでも唇が痙攣してました(実話)(自分でもびっくりした)
DESTINYアニメのの表現は子供には深すぎてわからんかったんだ…。

本当に気持ち悪い話なんですけど、本当に二次元の現実には存在しない二人の幸せを祈ってるんですよ。

二次元の幸せを祈り続ける私はある意味徳が高いのでは…?とたまに思う。(お黙り)

DESTINYでふんわりくっついたイメージ(失礼)のシンとルナも、
ルナの感情が深堀されててじんわり。

ムウとマリューも前作から幸せに過ごしてるんだろうなぁという雰囲気が見れて幸せでした。
しいて言うならでディアッカとミリアリアが気になる所でしたが…。

各キャラクターの成長にじんわりする

アーサー…!!!!お前今もがんばってたんか…!!!!

というのが第一声にあがるぐらい懐かしくも変わらない彼の「ええっ!?」に20年経つとほっこりする。「アーサー!」というタリア艦長の声が聴けないのが残念でしたが(しんみり)

カガリ(最愛)もDESTIでNYでは泣いて悩む姿が印象に残ってますが、
FREEDAMではどんな展開でも泣かずに現実に向き合ってて施政者としての成長を感じました。

後任候補が登場してるのは、いつかオーブ代表首長を降りてアスランと幸せになる未来を夢見ていいのか。続編をくれ。

メイリンも前より生き生き仕事してるように見えました。本領発揮してそう。

イザークに関しては「この子…こんなに立派になって…!」という感想しかでない。
SEED時代から比べると色んなものを見て、経験して、自分で考えて大きくなったんだな…と感じる。

ディアッカの「忘れてねぇよ」は今回の映画の中で一番印象に残りました。(涙)

その他面々も、20年ぶりとは思えないブランクを感じさせない人たちが活躍してて嬉しくなりました。
まぁ私は20年歳とったけど、作品の中ではそこまで年月経ってないもんな…?
でも声優さんや監督含め制作スタッフは20年歳とったんだぞ…?
ブランク感じないのすごい。

映画を見た後に小説を読むのをお勧めする

ガンダムSEED・DESTINYと共に小説化されているのはご存じだろうか。

この小説を書かれているのが後藤リウ先生なのだが(※今回の映画の脚本にも関わってる)
この小説がアニメでわかりにくキャラクターの内面や情景を描写しているので、
アニメを見た後に読むと更にアニメが面白くなる文章を書かれるのです。

アニメへの愛と敬意が感じられる。

その方が今回の映画の小説も書かれており、そしてそれがもう販売されているのです。
つまり映画館で映画→小説→映画館で映画再履修のコンボで100倍楽しめるロジックが組まれております。

小説自体は固すぎないのでさらっとよめて、作品への理解が深まるので本当にオススメです!
是非映画をみたら読んでいてください!

まとめ

20年の時を経て時代の進化も取り入れつつ、
あの時の感覚のまま続きの物語を楽しめるようにスタッフが尽力したのが伝わる最高の映画でした。

SEEDシリーズの脚本を手掛けた今は亡き両澤千晶さんの残したプロットを元に制作してるとのことで、ある意味20年の月日の残酷さ・切なさも感じましたが、方向性を汲んだ上で今回の映画を作成してくださった福田監督に感謝を。

映画を諦めないでくれてありがとう…
作品のイメージを崩さず、最高の形で作り上げる努力をしてくれてありがとう…
全スタッフと関わってくださったすべての方々に感謝です。

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